2003年11月の戯言。
2003/11/26
サウンドカード換装・・・。
例によって衝動買い気味ながら、メインマシンYuiのサウンドカードを SantaCruzから CreativeのSoundBlasterAudigy2 ZS Digital
Audioへと換装。入出力系にはあまりこだわらなかったので、Audigy2 ZSシリーズでローエンドモデルに当たる
Digital Audioを選択した。
実は、実家PCにはSound Blaster Live!が装備されていて、実家でYsVIをプレイした時にEAXのエフェクトがかかっていい感じであったのが換装理由の一つ。SantaCruzも良質なサウンドカードではあるのだが、ゲーム向きかどうかという面で比較すると、やはりCreative製のサウンドカードには敵わないようで。
例によって巨大なドライバ・ユーティリティ類をインストールし、動作に問題がないことを確認。実は知らなかったのだが、SoundBlaster系ではAudigyの世代からマルチバンドイコライザが装備されていたらしい。で、いつものように低域と高域をやや強調したセッティングにしてみた。
音質の面では、Live!では僅かながらノイジーな部分があったのが解消されていて、私の耳には十分クリアに聞こえる。また、本体のみで7.1chオーディオを実現できるのだが、対応する機材がないので
2chのみの運用になりそうである。SB1394についてはおそらく使わないだろう。他にIEEE1394があるしね。
サブマシン更新・・・。
先週にメインマシンYuiの構成を更新した結果浮いたパーツ類を、サブマシンRieへと移植。マザーボード・CPU・メモリ・HDDの移植なので、旧メインマシンの基幹部分がそっくり新サブマシンの基幹部分となる。
とりあえず一通りの換装作業が完了した後でサブマシンを起動させようとしたら、電源は入るもののPOSTにさえ到達できないという状況に陥った。以前にも旧メインマシンで似たような状況を経験していたので同様に対処(CPUの抜き差し)を行ってみたが、今回はそれでも起動不能・・・。
ここで、ふと気になったのが、マザーボードの反り返り具合である。移植したマザーボードであるP4PEにはCPUソケット裏側のリテンション補強部品が標準では装備されていないので、ヒートシンク(ALPHA
PAL8942)を付けた状態だとかなり露骨にマザーボードのCPU周辺が反り返ってしまっていたのだ。一旦、リテールのヒートシンクに戻すことで正常に起動できるようになったものの、やはり騒音レベルの高さに耐えきれず、結局、リテンション補強部品を入手してPAL8942を装着。今回は、絶縁ワッシャを重ねることで、ヒートシンク取り付け時のマザーボードの負担を減らすようにしてみた。これで、騒音レベルを押さえたまま問題なく起動できるようになった。
パーツ構成がごっそり変更されたため、OSの再インストールを行い、環境の再構築を行っていくことにした。OSについては、WindowsXP
Professional SP1を選択。以前は、MTV1000の予約録画とWindowsXPの相性がいまいち良くなかったのであるが、MTV1000のキャプチャソフトがMEDIACRUISEからFeatherXに変わっているので、また状況は異なってくるのではないかと期待している。
AVアンプ購入・・・。
以前から、うちのミニコンポ INTEC 205のアンプレシーバ ONKYO R-805X が発する「サーッ」という残留ノイズが気になっていた。接続している音声ソースが無音の状態でも聞こえていたのである。R-805XはINTEC 205シリーズのアンプではローエンドという位置づけなので、同じシリーズの上位のアンプに換装すればノイズも低減できるのではないかと考えたのだが、店頭で確認したところでは上位のアンプでもやはりノイズは発生している気配。フルサイズのアンプ(?)では、比較的ローエンドなモデルでも残留ノイズは聞こえなかったので、どうやら、コンパクトなサイズを実現するためにノイズ面が犠牲になっているらしい。
金額的にはローエンドなフルサイズアンプを購入可能ではあったのだが、R-805Xがアンプレシーバであったため別にチューナを購入する必要があった。ここで、もう一つの選択肢として、チューナ内蔵のAVアンプというものがあった。比較的ローエンドなAVアンプだと、アンプとチューナを併せて購入する金額と似たような価格帯となるので十分視野に入ってくるのだ。で、以前からAVアンプには興味があったこともあり、今回はAVアンプを購入することに決定。機種としては、チューナ内蔵で比較的安価なモデルということで、YAMAHAのDSP-AX640を選択。店に在庫があったので、購入後、タクシーを拾って持ち帰ることにした。しかし、当日は雨、その上DSP-AX640はかなり重い。後で確認したところでは13Kg以上・・・。そりゃ、手足が疲れるはずだわな。
帰宅して他の用事を済ませた後、早速DSP-AX640の設置作業を行うことにした。部屋のレイアウト上、TVの上の棚に置かざるを得ない状況ではあったが、特にコード類などが届かないこともなく、問題なし。この時点では、まだ光接続は考えず、アナログ接続のみでセットアップ。
設置完了後、DSP-AX640のスピーカー設定を行った後に発音テストを行ってみたのであるが、ここでかなりショックな出来事が発生。全くメインスピーカーから音が出ないのである。同時に接続したサブウーファからは音が出ているので、接続不良か、DSP-AX640の故障を疑った。接続については確認したが特に問題はなさそうであったので、一度、改めて取説をチェックしてみたら、「スピーカはインピーダンス6オーム以上のものを使え」との記述を発見。それ以下のインピーダンスのスピーカを接続すると保護回路が働いたり故障したりする可能性があるらしい。手持ちのスピーカーD-052AXは、インピーダンス4オーム。見事に制限に引っかかっている。この時点で、スピーカー新規購入を覚悟していた。
実際にスピーカーを購入する前に、一度は店に連絡をしてみた方がよいのではと考えたため、日中に購入元である上新電機三宮店に連絡。最後に、オーディオ担当の店員さんから、スピーカー設定を確認したらとのアドバイスをもらった。確かに、スピーカー設定は完全に盲点であった。DSP-AX640はメインスピーカーを2系統接続可能で、どちらの系統を使用するのかを選択できるのだが、ここで、僕としてはデフォルトでどちらかの系統を使用する設定になっていると思いこんでいたためにチェック対象から漏れていたのだ。実際には、デフォルトではどちらの系統も選択されていないので、自分で選択しなければならない仕様であったらしい。設定変更後、無事にメインスピーカーから音が出てくることが確認できた。
後に、光接続ケーブルを購入し、DVDプレイヤーとメインマシンを光接続してみた。音に関しては、輪郭がすっきりしたような印象。やはり、余計なノイズが乗りにくいことが影響しているのではと思う。他の接続方法についても、ビデオ系の接続も併せて、もう少し整理した方が良さそうな気配。時間がとれれば、いくつか実験してみる予定である。
2003/11/17
無線LAN・・・。
衝動的に無線LANのアクセスポイントが欲しくなり、梅田Sofmapにて中古のCorega
WLAP-54GTを購入。IEEE 803.11b対応な製品であれば、新品でも6000円弱で入手可能ではあったのだが、どうせならと思い、IEEE
803.11g対応のWLAP-54GTに決定。値段的には大差なかったし。WLAP-54GTは、発売当初はまだ
IEEE 803.11gが正式規格となっていなかったため、正式規格の制定後、ファームウェアのアップデートで対応するとのことだったらしい。購入した製品には既に正式対応版のファームウェアが書き込まれていて、ある意味得した気分。
でも、うちのPCで唯一無線LANが使えるMaria(DELL LATITUDE D600)は IEEE803.11bまでの対応なので、WLAP-54GTは現時点ではオーバースペックなのだが、無線LANを使ってみたかった理由の一つに低速なLANでのWinVNCのパフォーマンスを知りたかったということがあったので、その辺は特に問題なしである。うちは基本的にGigabitEtherなので、あえて無線LANを常用する必要もないのだ。
ちなみにWinVNCについてはうちのHisayo(PC9821Xv13/W16改)とMariaの間で使用してみたが、十分使い物になるパフォーマンスがあることが確認できた。WinVNCってWindowsNT系でないと使えないと思いこんでいたけれど、別にそのような制限はないようで。何せ、NEC
PC9821系の Windows98 SE上でちゃんと動くし。
恒例の暴走・・・。
今年もしばらくすると年末ということで、そろそろメインマシンの構成更新を行おうかと考え始めていた。今回は、仕事のリミットが年末年始にあることもあり、今のタイミングを逃すと年明け2月頃までまともに時間がとれない可能性もあるので、やや早めに暴走を開始。今となってはあえて日本橋に出撃せずとも一通りのものを揃えられそうだったので、三宮・神戸あたりのPCショップでモノを調達することにした。
CPUについては、Pentium4 XEが発表されそろそろ入手可能になってきた時期ではあったが、コストパフォーマンスの面でパス。通常版(?)の倍以上の価格では、さすがに手を出しづらい。で、通常版なPentium4
3.2GHzをチョイス。今回はFSBクロックも800MHzになり、HyperThreadingにも対応。実は、昨年の年末にHyperThreading対応なPentium4
3.06GHzを購入する予定であったのに品薄のため購入を断念した経緯があったので、ようやくHyperThreadingが使えるようになって、少々感動なのである。
なお、CPUヒートシンクとしてはZALMANのCNPS-7000A-Cuを購入。リテールパッケージ付属のCPUヒートシンクは確実に騒音源となりそうなので、この製品を利用することにした。CNPS-7000A-Cuは銅製ヒートシンクでそれなりに大きくて重い。でも、何とか今回購入したP4C800-E
Deluxeは耐えてくれているようだ。騒音面についても、Q-Fan機能のおかげでほとんど気にならない程度。かなり当たりだったようで。
マザーボードについては、875Pチップセット・CSA接続なGigabitEther装備な製品という条件でいろいろと情報収集して、結果、Asustek
P4C800-E Deluxeへと落ち着いた。他社製品でも別にかまわなかったのであるが、さほど飛び抜けた製品もなさそうだし、歴代のマザーボードがほとんどAsustek製ということで、今回もAsustekというパターンになった。「E」が付かないP4C800
DeluxeはCSA接続なGigabitEtherが装備されていないので、今回は対象からはずれた。なお、メインストリームは875Pの下位にあたる865PE搭載なマザーボードらしく、その手の製品はあちこちで見かけたものの
875Pチップセット搭載製品はほとんど発見できなかったが、神戸Sofmapで目的製品
P4C800-E Deluxeを確保でき、一安心。
メモリについてはPC3200な512MBを2枚で1GBという構成。これでも十分以上だと思う。
これまでのメインマシンの構成物は、そのままサブマシン側に移植することを予定していたため、電源(SILENT
KING 400W)では容量が不足することが考えられた。で、Enermax EG465P-VE II
FCAを購入、ついでに衝動買い的に160GBなHDS722516VLAT80を購入し、メインマシンに装備。浮いたIC35L180AVV207-1については、これまたサブマシンへ移植する予定。
チップセットが変わった上、CPUもHyperThreading対応となったため、WindowsXPも新規にインストールし直した方が安全だと考え、新規インストールの後、環境再構築を開始。現在、何とか基本的な環境を再構築完了。まだ確実に何か環境構築を忘れている部分があるはずなので、必要になり次第、追加していく予定。
今回の構成更新では、CPUクロック周波数自体はさほど向上していないものの、メモリ構成がPC2700シングルチャネルからPC3200デュアルチャネルになったことで帯域が約2.4倍になり、CPUもHyperThreading対応でパフォーマンスの向上に確実に寄与することが予想できた。実際の使用感でいうと、通常使用で微妙にパフォーマンスが上がったような気がするものの、大差があるわけではなさそう。意外にもHyperThreadingの効果を見せつけられたのが、B's
Recorder GOLD 7でのファイル登録処理であった。今までは、ドラッグ&ドロップでファイル登録処理を行わせると、登録完了するまで他の作業がほぼ不能になってしまっていたのが、現在では特に問題なく他の作業を進められる。論理デュアルCPUとはいえ、さすがに威力を見せつけられた気分である。
そういえば、前に購入したRD98XT-A256CについてHalf-Life2のクーポン券が同梱されていなかった件については、玄人志向側のミスであることが判明。玄人志向の掲示板に書き込んだ翌日にお詫び案内が出ていたのにはちょっとびっくり。玄人志向を見直した気分である。
2003/11/04
日本シリーズ終了・・・。
まさかここまで内弁慶だとは。結局、両球団ともホームではすべて勝利、ホームが一試合多かったダイエーが優勝。
阪神が優勝できなかったのは残念だったけれど、ここまで頑張ってくれたことには素直に賛辞を送りたい。監督・コーチ陣の交代があることもあり、来年は優勝までは期待していないけれど、これからも常に優勝争いに参加するチームになって欲しい。
RADEON 9800XT・・・。
そろそろメインマシンYuiのビデオカードであるGeForce4Ti4400も旧世代になりつつあったので、冬ボーナスで最新世代のビデオカードを購入するつもりであったのだが、久々にでかい暴走をしてしまった。RADEON9800XT搭載ビデオカード、RD98XT-A256C購入である。
発表されて間もない nVidia GeForce FX5950Ultra搭載ビデオカードとどちらにするかさすがに迷ったが、最近のnVidiaはかなり信用を落としてしまっているし、各種ベンチマーク掲載サイトの内容から、総合的なパフォーマンスは RADEON
9800XTの方が上回っていると判断した。RADEON 9800XTなビデオカードには各種あったが、今回は玄人思考の「RD98XT-A256C」を選択。この製品は、他製品よりおまけが少ない代わりに少し安いのだ。ドライバCDと PowerDVD
XPが付属していたが、ドライバは使わざるを得ないものの PowerDVD XPは既にパッケージ品があるのでおそらく使わないだろう。そういえば HalfLife2のクーポン券に関する案内が一切なかったのはどうなんだろうか。
一旦 GeForce4 Ti4400の状態でベンチを取ってから、ビデオカードを RD98XT-A256Cへと換装。装着とドライバインストールはあっさりと完了し、常用解像度の
1600x1200 32bppへ変更したもののの、リフレッシュレートの設定を 85Hzにしても実際には
60Hzのままという状態になった。何度リフレッシュレートを設定変更しても、プロパティページで表示は更新されるものの実際には 60Hzのままであり、さすがに不安になってネット上で情報収集してみたら、DDC非対応のディスプレイではそのような状態になるとのこと。ドライバがリフレッシュレート設定の際に DDCの情報を使うらしい。うちのディスプレイである GDM-F400はDDC対応であるが、DSUB接続ではなくBNC接続であったため DDC関連の情報をやりとりできずにリフレッシュレートを上げられなかったようなのだ。仕方なく、DSUBディスプレイケーブルでの接続へと変更し、リフレッシュレートを変更できることを確認。CPU切り替え器を経由しているため少々不安があったけれど、DDCのデータ通信には特に問題はないようだ。
ベンチマークの結果は、GeForce4Ti4400比で、3DMark03で約4倍(1500→6000超)、HDBENCH3で7割、ゆめりあベンチで約2倍というところ。3DMark03では露骨に差が分かる上、GeForceTi4400ではスキップされたベンチマークも動作していた。HDBENCHで逆に悪化しているのはドライバチューニングの差だろうか。
で、浮いたGeForce4Ti4400はサブマシンRieへ移植し、さらに浮いたGeForce4MX440は会社のPCへ装着する予定。会社PCに現在装備されているビデオカードはGeForce4MX440SEであるが、これはメモリバス幅が64bitのSDR SDRAMで、おまけに動作クロックも150MHzと低めであることが判明しているのだ。必要十分な性能は出ているものの、道理で、うちのサブマシンと大差ないスペックだと思っていたのに妙にベンチマークの成績が悪いはずである。