2002年8月の戯言。


2002/08/30

Maria CPU換装・・・。

会社帰りに梅田Sofmapへ寄り道したときのこと。何気なく中古CPUコーナーを覗いてみたところ、Mobile Pentium III 800MHzがあるのを発見。パッケージがMaria (EDiCube Note NC610)で使われているのと同じ MicroFCPGAであった上に、4,980円という値段につられて思わず購入である。以前に同じ梅田SofmapでMobile Pentium III 850MHzのMIcroFCPGAパッケージ版が置いてあった時に購入を考えたことがあったのだが、そのときには、1万を超える値段を見て思いとどまっていたのであった。
うちに帰る途中で、ふと考えたのが、MariaのCPUであるMobile Celeron 600MHzと、購入したMobile Pentium III 800MHzの間で、電気的な互換性があるかどうかということである。ノートPCのマザーボードに汎用性を期待するのは無理な話なので、互換性がなければ、せっかく購入したCPUも無駄になるだけ。
帰宅後、Intelのサイトを漁ってMobile Celeron 600MHzとMobile Pentium III 800MHzのデータシートにて特性を確認したところ、電気的特性は同じようで一安心。早速、CPUの換装である。EDiCube Note NC610のCPU換装は、MicroFCPGAパッケージとソケットが採用されている上に、CPU周りへのアクセスがノートPCとしては比較的簡単なため、作業は簡単な部類に入ると思う。具体的には、
  1. キーボードを持ち上げる。キーボードは上側(ファンクションキー側)で爪で固定されている。
  2. キーボードコネクタを外し、キーボードを取り外す。フィルムケーブルを破損しないように注意。
  3. シールド板を固定しているネジを外し、シールド板を外す。シールド板に取り付けられている小基板にコードが付いているので、そのコードのコネクタも外す。
  4. CPUヒートシンクが4カ所のネジで固定されているので、ネジをゆるめて外す。
  5. CPUソケットの上側にソケットをロックしているマイナスネジ(?)があるので、回してアンロック状態にする。
  6. CPUを換装。一応、コア部分にグリスを付けた方がいいかも。
  7. 上記 1〜5の逆の手順で組み立て。
という感じで作業を進めればよい。
換装後、最初の起動でいきなり起動失敗して焦ったものの、これは最小構成を実現するためACアダプタも付けていなかったことが原因らしい。バッテリーがヘタリ気味であったようだ。その後、通常構成で起動させると、BIOS画面でもMobile Pentium III 800MHzと正しくCPUを認識し、起動も問題なく可能であった。BIOSで正常にCPUを認識できたのは予想外であったが、認識できるに越したことはないので良しとしよう。
OS起動状態で、HDBENCHによるCPUとメモリ周りのベンチマークを取ってみたところでは、だいたい 1.3倍ほどの性能向上。CPU周り以外にはどこも変わっていないので、実使用状態での性能向上はあまり期待していなかったが、Celeronの時より、微妙に重くなりにくくなっているような気がする。ま、5000円程度しかかけていないことを考えると、十分だと思う。長時間、高負荷状態(マシンの全ドライブのウイルススキャン)をかけても特に不安定になる気配なし。いい感じである。
ただ一つ残念なのは、Mobile Pentium IIIに装備されているSpeedStep(省電力機能)が使えないこと。バッテリー駆動することはまずないので問題はないのだが、装備している機能が使えないのは、やっぱり残念。

2002/08/29

DVD系ドライブ、ドミノ移植・・・。

例によって思いつきで、DVD系のドライブをYui(メインマシン)Rie(サブマシン)Hisayo(PC9821)へとドミノ移植を実行。
移植のきっかけは、それなりにパワーアップしたHisayoでDVD-Videoの再生が可能かどうかを試してみようと考えたことである。HisayoにはDVD-ROMドライブがないので、うちでDVD-ROMドライブとしてはもっとも性能が低いDVD-RAMドライブを移植することにした。移植を実現するためには内蔵SCSIが必要なので、中古の I-O DATA SC-UPCIを購入。ついでなので、浮いていた富士通製MO M2513Aも内蔵してみた。
DVD-RAMドライブがなくなったRieには、YuiからDVD-ROMドライブ SD-M1502を移植し、Yuiには新規購入したDVD-ROM SD-M1612を装備。
手持ちのPowerDVDをHisayoにインストールし、早速DVD-Video再生をさせてみたところ、あっさりとVxDエラーでDVDデコーダが落ちてしまう。どうも、PowerDVDはPC9821環境では動かないらしい。で、もう一つ、手持ちのWinDVDで試してみたところ、何とか再生は成功。激しくコマ落ち&音飛びするので、再生できるだけでもうけもん、というレベル。とても鑑賞には堪えられないだろうなぁ。

2002/08/24

スイッチングハブ昇天・・・。

夜、いつものように、データ収集しつつネットサーフィンしていたところ、突然インターネットから切断されてしまった。
特にプロバイダのメインテナンスが入る日でもないし、CATVモデムも正常動作しているし、ルータも問題なく動いている様子。ふと見ると、スイッチングハブのインジケータが全て消灯状態。電源が入っていないようだ。
スイッチングハブを一旦外して単体で電源を接続してみたが、電源は入る様子なし。どうも昇天してしまったようだ。家庭内LANを始めてからそこそこ経つけれど、ネットワーク機器の故障は初めてである。修理するという手もあったけれど、どうせ安いし、新たにスイッチングハブを購入することにした。
ルータ自体にもスイッチングハブ機能が付いているがポート数が足りないため、今まではルータ自体のポートは使わずに、ルータ導入前に購入していた8ポートのスイッチングハブを使っていた。今回は、足りない部分だけを5ポートあたりのスイッチングハブで増設する形にするか、今までと同じようにスイッチングハブのポートだけでまかなう形にするかを迷ったのだが、店頭での5ポートと8ポートのスイッチングハブの価格差が1000円もなかったことから、8ポートのスイッチングハブであるCoregaのFSW-8Aを購入。5000円しなかった・・・。
気が付くと、ルータもスイッチングハブもCorega製だったりする・・・。ま、無難な選択肢だし。

バイクのページ整理・・・。

思いつきで、バイクのページを整理。改造歴などをリンクで辿れるようにしてみた。
各項目を別ページにしても良かったんだけれど、面倒なのでとりあえずパス。写真を付ける時にでも分割しようか。

48倍書き込みCD-R・・・。

仕事中、夕方の休憩時間に外出し、夕食を取った後にふと寄った梅田のパソコン工房。そろそろCD-Rドライブも更新してもいいかなぁと思いつつ店頭を眺めていると、目に付いたのがLite-On製のCD-RドライブLW48125W。日本メーカー製のCD-Rドライブが1万を超える中で、48倍書き込みで1万を切る価格であった。ふと気づくと購入してる僕がいたわけでした。Lite-On製のドライブはそこそこ評判がよいらしく、気になっていたメーカーだったのだ。
なお、48倍速書き込みとはいっても、「最大48倍速」であり、正しくは、CAV方式採用のため、20倍速〜48倍速、平均37倍速とのことである。これでも十分速いからいいけれど。
実際に使ってみると、特に問題もなくいい感じ。ただし、怪しいオーバーバーンCD-R(890MBメディア)との相性は最悪らしく、メディア認識に失敗してドライブ動作が停止してしまう。
実は、一つ重大な問題がある。正式に48倍速書き込みをサポートしたCD-Rメディアがまだ少ないのである。一般に出回っているCD-Rメディアは32倍書き込みまでを正式サポートする物が多いのだ。ただ、手持ちの三菱製CD-Rメディア(16倍速書き込みサポート)で実験してみたところ、あっさりと48倍速モードでの書き込みに成功し、ベリファイ・コンペアでもエラーが検出されなかった。正式サポートはしていなくても、実際には問題なく48倍速書き込みができるメディアって結構あるのかもしれない。

2002/08/17

PCアイコン更新・・・。

ケースが変わったので、トップページのPCアイコンを更新。向かって左側がメインマシンYui、右側がサブマシンRieである。
どうでもいいことなのだが、今回のケース入れ替えで、両PCがアルミケース化&キャスター付きになった。PCをいじる頻度が高い僕のような人間にとっては、キャスター付きケースはやはり便利である。

「ギブリーズ」&「猫の恩返し」・・・。

最近のジブリ作品はだいたい見てるので、今回も見に行ってみた。
全体を通しての印象といえば、「なんか小粒だなぁ」・・・。宮崎駿監督作品ではないので、メッセージ性はほとんどなし、という感じ。
「ギブリーズepisode2」の方は全体的にほんわかムードな実験アニメ、という雰囲気であった。「猫の恩返し」の方は、ジブリ作品らしいお約束がいくつかちりばめられてはいたものの、堅苦しくなくて、安心して見られる作品ではあった。ヒロインの絵が、めずらしくジブリ作品というより最近のアニメ寄り、というのが新鮮だったし、池脇千鶴さんの演技も、ジブリ作品に出演する役者さんの中では絵にあった感じでなかなかよかったと思う。ただし、声優を本業にしている人よりはやっぱりヘタ・・・。
DVDが出たら買う、というレベルではないけれど、結構気に入った方だと思う。見て損はないと思うよ。

2002/08/15

静音電源・・・。

近場の店では発見できず、DOS/Vパラダイス通販にて注文していた静音電源「SILENT KING」が到着。早速、メインマシンで使用していたSeasonic SS-350FSと換装してみた。
SILENT KINGは、350WのATX電源としてはかなり安価(4,980円)なので、値段なりの作りが気にならなくもない。4ピン端子の数が少なめ(5個)だとか、電源の線が細いとか、AUX出力(?)がないとか・・・。だが、静音電源を名乗るだけあって、かなり静か。12cmファン1個を低速で回転させる構造がかなり効いているようだ。排気性能も十分。実使用では、SS-350FSよりも静かに感じる位である。ただ、出力電圧の安定性はやや劣るようだが、高負荷での連続使用でもマシン自体が不安定になるほどではなかったので、実用には足る電源である。
これはしばらくメインマシン用電源として使えそうだと考えたのだが・・・。下に続く。

ケース換装・・・。

唐突に、会社の後輩から「FREEWAY DESIGNのアルミケース FWD-1000HWW35を買わない?」との話が。中古とはいえ、実売価格の1/3の値段を提示されたので購入決定である。この時点でメインマシンに使っていたWindy MT-PRO1200を購入する際に、購入候補に上げていたケースであったので、いずれ手を付けてみたかった、というのも購入理由の一つ。
FWD-1000HWW35が到着後、まずは電源を強制的にONにできるようにした上で前後ファンを電源と接続し、電源On。予想通り、かなりの爆音であった。最終的にFWD-1000HWW35を購入候補から外したのは、ケース前後に装備されているファンがかなりうるさいという情報があったからなのであった。ファンだけではなく、電源自体もあまり静かな方ではないようだ。だが、最近はファンの回転数を調整できるファンコントローラが数種類販売されていて、実際に効果があることが分っていたので、今回もファンコントローラST-24を装備することにした。で、日本橋に出撃し、ST-24を購入。
帰宅後、メインマシンYuiの中身をFWD-1000HWW35へ移し、空いたMT-PRO1200へサブマシンRieの中身を移す作業を開始。電源とFDD以外のほとんどのパーツをいったん取り外して再度取り付ける作業を2台分行ったため、さすがに時間がかかった。夜9時から朝4時までの連続作業は、さすがに少々疲れた・・・。なお、FWD-1000HWW35に装備されていた電源はSeasonic SS-350FSへと換装。ファンコントローラST-24と併せて、だいぶ静音化に効果があるはずである。MT-PRO1200で使っていたSILENT KINGは、そのままサブマシンで継続使用。
もし興味がある人がいたら、ファン全速回転の音と、ファンコントローラでのデフォルト状態(ファン回転数1/2)の音を聞き比べてみて欲しい。録音状況が悪くノイズがひどいが、ファンの動作音にかなりの違いがあることは分ってもらえると思う。

お盆休み・・・。

今年も無事お盆休みに突入。だが、僕が属している業界ではお盆休みなんてないのが当然、という意識がまだあるので、何か、複雑な気分である。
とりあえず、前半は自宅、中盤は帰省、後半はまた自宅、という予定を組み、帰省後、帰宅した状態。実家では特に何かするわけでもなかったが、出発前から夏風邪を引いて頭痛全開な状態であった。よく、この状態でバイクで高速を走ったもんだと自分でも思う。実家で飲んだ風邪薬がよく効いて助かった・・・。
帰りは、まず知り合いが勤めているゲームセンターに寄り道。このゲームセンターは駅前の再開発事業というのに巻き込まれるらしく、現在と同じような状況で存続させるのは難しいとのこと。古いゲームが置いてあって良い場所であったのだが、残念・・・。
その後は、日本橋に寄り道してチップセットクーラーを購入後、帰宅。
・・・実は、迷わずに日本橋にバイクでたどり着けたのは初めてだったりする。阪神高速環状線が、僕にとっては鬼門なのだ。

2002/08/04

土曜日の出来事・・・。

土曜日に、新刊と、とある静音電源を購入するために三宮の店を巡回した後、神戸のSofmapへ行こうとしたのだが、この日はちょうど花火大会が開催されていて、神戸近辺の国道2号線から海側へ向かう道は全て進入禁止であった。Sofmapは2号線沿いにあり、たいていはバイクを歩道に置いて店に行くのだが、歩道へ入る道は進入禁止の場所にあった。警官(昨年の明石での事故のためかやたらと多かった)に、入っていいか聞いたところ、入るなとのこと。用事がある場所は封鎖されている場所のすぐそばなので、そのことを説明してもう一度聞いてみたら、「入るなっちゅうの」との答え。そのときには、そんなに機嫌が悪い状態ではなかったけれど、さすがにむかついたね。もっと別な言い方ってないんかいな。結局、その警官の言葉を無視する形で、バイクを降りて、押して歩道に入ったけれど。
こういう警官ばかりじゃないと信じたいけれど・・・。
結局、目的の電源は入手できなかったため、DOS/Vパラダイスの通販で申し込み。次の週末には届いてくれるとうれしいけれど。

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