2004年9月の戯言。


2004/09/20

プロ野球ストライキ・・・。

ついに、国内初のプロ野球ストライキが決行されてしまった。球団オーナー側と選手会の間での話し合いが決裂した結果、決行されてしまったストライキであるが、個人的には賛成。マスコミに踊らされているかもしれないが、どうも、オーナー側はファンや選手側の意見を全く無視して経営サイドの意見のみで話を進めているようにしか思えない。選手あっての球団だし、ファンから見放されたら先はないと分かりそうなものだが、頑固なオーナー達は自分たちの意見を通すことに必死らしい。いい加減、正気に戻ってほしいものである。
古田選手会長、大変だと思うけれど、プロ野球界の未来のため、頑張って下さいな。

Ayako、CPU換装・・・。

先週からHotSaNICとRRDToolとmbmonによるモニタリングを始めたファイルサーバAyakoであるが、CPU温度が平均で50℃を超えていることが気になり、調査を開始。
Ayakoに装備していたCPUはPrescottコアなPentium4 2.8E GHz。Prescottコアの発熱量の多さは知っていたが、まさか平均で50℃超、最大温度が65℃以上にも達するとは予想していなかった。ハードウェアモニタチップで計測されている温度をmbmon経由で取得しているため、取得した温度の値を変換する必要があるのかと思ったほどである。調査の結果、ハードウェアモニタチップは実温度の値を返しているため温度の値を変換する必要がないことが分かり、また、CPU自体、ステッピングがPrescottコアのうちでも発熱が特に多いC0ステッピングであることが判明。
常時稼働させているファイルサーバでこのような高発熱CPUを使い続けるのは気になったので、CPU換装計画を発動させることにした。クロック周波数を落とすのはシャクなので、同クロック以上で、かつ、確実に発熱が減る方向でCPUを選定することにし、調査を開始。Northwoodコアなら 2.8C GHzまたは3.0GHz、Prescottコアなら2.8E GHzのD0ステッピングであれば低発熱化できそうであったが、Prescottコアはさすがに避けることにし、また、パフォーマンスアップは特に図る必要性が感じられないため、Northwoodコアの2.8C GHzに絞った。最近はさすがにNorthwoodコアのPentium4 2.8C GHzの新品の在庫がある店はかなり減ってしまい、三宮近辺では上新電機のみであった。しかし、中古なら神戸Sofmapに在庫があったので、それまで使っていたPrescottコアな Pentium4 2.8E GHzを買い取ってもらって、中古の 2.8C GHzを購入することにした。プールポイント制度を使ったので、差額は1300円程度。中古ということでやや抵抗があったのだが、中古保証も1ヶ月あるし、何とかなるだろう。
CPUを換装して、サーバを稼働し、モニタリングを開始。結果、温度は以下のような感じになった。

グラフ縦軸は温度である。赤がCPU温度、黄色がモニタチップでの温度、見えていないが橙色はケース内温度である。なお、グラフ右寄りの部分がCPU換装後の結果。これだけ露骨に温度が変わるとは、さすがに予想していなかった。CPU換装の結果、CPUの平均温度は40℃以下、最高でも50℃をやや上回る程度までに低下。ヒートシンクが多少汚れていたので清掃したとはいえ、それだけでここまで温度が低くなるとは思えないし、やはり、CPU自体の温度がそれだけ違うということなのだろう。換装して良かった。

Sambaチューニング・・・。

Ayakoで稼働させているSambaのパフォーマンスがあまり良くないことが前から気になっていたため、調査を開始。
AyakoとWindowsクライアント間でのftpでは、連続転送速度はほぼ30MB/s超、ピーク速度は60MB/sを越えるし、Windowsクライアント同士では40MB/sを越える速度で転送できることを確認したのだが、AyakoとWindowsクライアントの間ではSamba経由だと20MB/s程度、最高でも25MB/s程度の速度になってしまう。これでも十分高速ではあるのだが、ftpでの速度からして、HDD側の速度がネックになっているとも思えないし、やはり、もう少し速度が出ないかなぁと考えたわけである。
調査の結果、/etc/samba/smb.conf内の socket optionsに記述する SO_RCVBUFと SO_SNDBUF(送受信バッファサイズ)の設定値を変更すればパフォーマンスを向上できそうなことが判明。これまでの設定では、それぞれ設定値が 8192となっていたが、試しに 16384にしてみたところ、転送速度がやや向上。 設定値を32768や65535に変更してテストしてみたところ、連続転送速度が30MB/sを越えるようになった。TCP/IPでの転送単位が16bit範囲だから、これ以上値を増やすのは意味がなさそうな気がしたので、現状での設定値は 65535となっている。他にもチューニングの余地はありそうなのだが、現状で十分な速度が得られているので、とりあえず、良しとする。

2004/09/12

Sanae静音化、再び続き・・・。

先日換装したSanaeの電源ファンであるが、運用時に高音ノイズを発するようになってしまい、結局、元の山洋電気ファンへと戻してしまった。風量アップも期待したほどではなかったし。
ということで、現状はファンは以下のようになっている。
換装前 換装後
ケースファン Enermax UC-9FAB
(12V 0.27A 1200 - 2500rpm)
CPUファン XINRUILIAN RDL7025B-X
(12V 0.15A 2000rpm)
電源ファン ADDA CF-80FS
(12V 0.12A 2440rpm)
山洋電気 109P0812M701
(12V 0.09A 2000rpm)
VGAファン 標準装備ファン
(スペック不明)
サンワサプライ TK-CLVGA1
(12V 0.09A 6000rpm)
また、ややファンノイズが気になっていたAyakoの前面ファン・HDD冷却ファンを、PanafloのFBA08A12H(12V 0.25A 2950rpm)からADDAの1600rpmなファン(CFX-80S相当? 12V 0.09A)へと換装。FBA08A12Hはそのまま回すと爆音なので、Ayakoの電源であるTruePower550のファン用コネクタへ接続し回転を落として運用していたのだが、今回換装したファンはいわゆる静音ファンなので、減速せずとも静音性を保てるのではないかと予想していた。しかし、実際に運用してみるとやっぱりうるさい。ファン1個なら静かでも、4個もあればしかたないのかもしれない。仕方ないので減速して運用。HDD温度はやや上がったが、かなり静かになったから良し。

部屋のエアコン・・・。

最近、うちの部屋のエアコンが変である。時々、冷房運転させようとしても温風を吐き出してくれたりする。まだ暑い日が続くので、冷房なしの生活は非常に辛い。どうもエアコンの故障くさいので、マンションの管理会社に連絡してみた結果、エアコン清掃をしてみることになった。確かに、入居から8年ほど経つけれどまだ一度もエアコン清掃はしていない。室外機も室内機もかなり汚れてるし。
清掃だけで直るならいいんだけれど、エアコンが変なときには室外機からペコペコ異音がするのも気になるし。とりあえず結果待ちかなぁ。

HotSaNIC・・・。

サーバをモニタリングした結果をWebで確認できるソフトウェアとしてMRTGというソフトがあるのは知っていたが、同類のソフトでHotSaNICというものがあることを知り、サーバAyakoへ導入してみることにした。
HotSaNICの最新版は 0.5.0-pre5であるが、HDD温度のモニタリングに使用するHDDTEMP関連のモジュールが一つ前の安定版である 0.4.0用であることが分かったので、HotSaNICも0.4.0で運用することにした。HotSaNIC 0.4.0がリリースされた時期は2002年とやや古く、現状のLinuxカーネル系列である2.6系の仕様と合わない部分がいくつかあるが、HotSaNICはPerlで記述されているスクリプトの集合体なので、手を加えること自体は簡単。いくつかスクリプトを修正して運用を開始することができた。
ちなみに、修正したスクリプトは以下の通り。余裕があればパッチでも上げてみようかな。
HotSaNIC/data-system/makeindex.pl
HotSaNIC/data-system/diagrams
HotSaNIC/data-system/read-data.pl
割り込み関連カウンタ間違い修正
CPU合計だけではなく各CPU毎の使用率を表示できるように対応
/proc/meminfoのフォーマット仕様変更に対応
HotSaNIC/data-part/makeindex.pl デバイス順にソートするようにした
HotSaNIC/data-traffic/read-data.pl GigabitEther対応(ちと怪しい)
HotSaNIC/rrdtimer サンプリング間隔変更 (10秒→1分)
あと、HDDのパーティション数がそれなりにあるためトップページが縦長になってしまうので、サムネイルサイズをデフォルトの20%から15%へと縮小して対処。
参考までに、HotSaNICでモニタリングした結果はこんな感じになる(一部修正済み)。リアルタイムな結果ではないので注意。さすがに実際の状態を公開するのはまずいと思うしね。

2004/09/04

Sanae静音化、続き・・・。

Sanaeに装備したビデオカードGV-N57128DPについて、仮で取り付けたヒートシンク(AINEX CB-7611BL相当品)では騒音の割に冷却性能が不足しているように思われたため、換装することにした。
まずはAINEXのCB-5212BLを購入して装着してみたが、やはり騒音が気にになったため、以前購入したZALMANのCPUヒートシンクファンに付属していたファンコンFANMATE1にて回転を落として運用してみた。回転を落としたことで騒音は気にならなくなったものの、ヒートシンクとしての冷却性能もかなり落ちてしまったらしく、ヒートシンクがかなり高温になっていた。このままだと不安が残るので、さらにヒートシンクの換装を行うことにした。情報収集の結果、選択したのはサンワサプライ扱いのTK-CLVGA1という製品。CB-5212BLと比較してファンのサイズが小さくて回転数も速いのでデフォルト状態での騒音レベルは高めだと思われたが、FANMATE1にて回転を落として使用するつもりであったし、また、ヒートシンクの材質がCB-5212BLと異なり銅製なので放熱効率自体は上だと予想できたため、購入に踏み切った。

GV-N57128DPに装着しているヒートシンクファンがTK-CLVGA1である。ボードの上に置いてあるのがFANMATE1、右に置いてあるのが標準装備のヒートシンクファンである。
TK-CLVGA1はさすが銅製らしく、ファンの回転数をかなり絞ってもヒートシンク自体の温度はさほど上がらないことを確認。選択は間違っていなかったようだ。しばらく、この構成で行く予定。
HDDについては、防震タイプマウンタPH-BBASを使って5インチベイに装着していたのだが、微妙に傾いて装着されてしまうのが気持ち悪かったのと、ちょっと前にSeagate ST3200822Aから HGST HDS722516VLAT80へと換装したことでシーク音の軽減策を取る必要がなくなったので、サブマシンでMamikoに装着していたヒートターミネータSC-2000を移植することにした。HDD温度も下がって、いい感じである。

あと、風量にやや不安があった電源ファンをADDAのCF-80FSへと換装。これまで使っていた山洋電気 109P0812M701は、起動直後、電源が冷えている状態では自発回転できず不安があったのだが、CF-80FSについては大丈夫らしい。風量が増えた代わりに微妙に騒音レベルが上がったような気もするが、何とかなるだろう。
ということで、現状はファンは以下のようになっている。
換装前 換装後
ケースファン Enermax UC-9FAB
(12V 0.27A 1200 - 2500rpm)
CPUファン XINRUILIAN RDL7025B-X
(12V 0.15A 2000rpm)
電源ファン 山洋電気 109P0812M701
(12V 0.09A 2000rpm)
ADDA CF-80FS
(12V 0.12A 2440rpm)
VGAファン 標準装備ファン
(スペック不明)
サンワサプライ TK-CLVGA1
(12V 0.09A 6000rpm)

Windows XP Service Pack 2 セキュリティ強化機能搭載・・・。

ようやくリリースされたWindows XP Service Pack 2を、うちのPCにもインストールしてみた。今回のServicePackは単なるバグフィクスにとどまらず、セキュリティ強化を含むかなりの点に変更が加わったらしい。このため、互換性が失われている箇所が発生し、アプリケーションによっては動作しないこともあるらしい。やや心配ではあったのだが、今のところ、トラブルらしいトラブルといえば、メインマシンYuiにて一度だけ起動失敗したことのみ。思いの外、あっさりと動作してしまっている気配。インストールしていたNortonInternetSecurity2004がWindowsから認識され、Windows標準のファイアウォールをちゃんと止めてくれたし。まぁ、まだ出たところなので、これからトラブルが発生するかもしれないけれど。

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